新聞各紙では特集されていたことでしょう。
憲法第9条も、野球憲章第13章も「理想」として掲げられたもので、現実に即しません。
ただ、現実と違うから憲法を摺り寄せるというのは変とも思えます。
かけがえのない「理想」である第9条を改憲することが是とは思えません。実現し続けるべき「理想」であって、現実的でないと否定するのは、戦争の悲惨さ・不毛さを忘れたとしか言いようがありません。第一軍事費が圧倒的に国家予算を逼迫しかねなくなることを全く喧伝することもないというのが姑息です(改憲派の政治屋が)。
一方、野球憲章第13章はどうかというと・・・。これも理想として素晴らしいと思います。ただ、今回の措置が正しいかどうかは疑問です。特待制度を廃止するのであれば、段階的廃止、つまり現認されている特待生はそのまま特待を適用し、来年度以降の入学者から一斉廃止など、猶予を設けるべきでしょう。
ただ、こうなるとますます格差が広がり、経済的に裕福でない家庭に生まれた野球に才能のある子供達は環境に恵まれないまま才能を埋もれさせてしまうということが起こり得ると思われますが。理想としては正しいことだといえますが、チャンスロスをすることは確実だと言えなくもありません。
いずれにせよ、野球だけが特別の状態である今の日本の組織や仕組みではどこかに無理や不公平が生じることは仕方が無いのかもしれません(甲子園だけは無条件に地上波のNHKで放送されますからね。他の高校スポーツはどうでしょう?)。